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秀峰短歌集

  
これは、15年前、昭和58年、当時17才だった秀峰が修学旅行中に詠んだ短歌です。

行き先は京都・奈良でした。

 

<三>
無碍にすぎゆく するすると 車窓の景色 秋の里 愛でる間もなく
<二>
霧雨感じ空を仰げり ふと立ち止まる頬づらに かわず鳴き
<一>
窓を染めけり さざめきの 跡だえて月は 学友も寝つきけるらし
 

最近のカジュアル短歌にひとこと!

秀峰は、字余りなどを好まない。だって、字数という制限があるからこそ、愉しみがあると思うからです。将棋の「歩」が後ろにも動けたり、桂馬が横にも動けたりしたら、将棋というゲームの愉しみが台無しだもんね。例えは変かもしれないが、短歌もゲームなわけだし、ルールを適当に破れてOKじゃ、つまんないと思うのです。

秀峰は、高校時代、文芸部に所属し、大まじめに作家を目指していました。 あれから15年、まったく短歌を詠むことはなく、今に至ってます。 また始めてみようと思って、とりあえず過去の作品を公開してみました。


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