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猿島のアイナメ釣り

  
平成10年11月22日(日)、三浦半島の東京湾、横須賀市沖の無人島「猿島」へ、釣りをしに行きました。シーズン・インしたばかりの磯からのアイナメ狙いです。

同行者は、いつもの友人2人、八王子から約2時間で、船の出る三笠公園に着く。 ここには戦艦三笠が保存されていて、有料で艦内の見学もできる。

猿島は横須賀市の目の前にある天然の無人島で、島の付近は、東京湾でも最も水がきれいだそうだ。砂浜の海は、少し離れると青く見えるのだ!また、周囲の磯には魚介類も豊富で、非法か合法か分からないが、真冬でもウエットスーツ姿で何なら採取する人の姿が見える。遠浅の岩礁帯なので、アイナメなどの魚影は濃く、岸からでも、水深50cmくらいの浅場でも釣れてしまう。

三笠−猿島を結ぶ船は、通年運行しており、1時間に1便、所要10分、料金は往復1200円也。猿島の海水浴場はまだ意外に知られていないが、夏のシーズンは、さすがに大混雑らしい。横須賀側の船着き場の近くには、有料駐車場があり、今回の料金は1日で1300円だった。

猿島のメイン砂浜から、横須賀方向を望む

ここは夏は海水浴客でにぎわう砂浜で、左に船着き場が見える。手前には常設の海の家があり、トイレ、シャワーも完備、オフシーズンでもバーベキュー道具のレンタルがある。ここは昔ながらの海の家とは違い、ウッドデッキのテーブルから砂浜を見下ろしながらくつろげる。

同行者の水川君(左)とはまちゃん(右)

釣り場は、船着き場とは反対の北側の磯で、5分ほど歩くだけだ。途中、旧日本軍の築いた要塞の名残のレンガ塀の通路を通る。浜の入り口に、写真のような広場とお立ち台があって、ここをベースキャンプに、ピクニック気分で釣りが楽しめる。

当初、強い北風のため、目当てのポイントで釣りにならないので、風下の磯で釣るが、ここはアイナメはまったく釣れない。わずかに1尾だけだった。ただ、足下の水深50cmくらいの岩陰を丹念に探っているオジサンが、けっこうなペースでカサゴを上げていた。

午後になると、風が弱まったので、場所を移動した。やっと真面目にアイナメ釣りにとりかかる。日曜日でもあり、釣り人はけっこういた。みんな足下で、アイナメを狙っている。20cmくらいのアイナメがポツポツと上がっている。秀峰は、ブラクリにアオイソメ+木製飛ばしウキ(全遊動)で、沖へ投げて手前まで広範囲に探る。

ブラクリに飛ばしウキをつけると、仕掛けが遠くまで飛ぶし、サオをあおると仕掛けが真上に上がるので、根がかりが少ない。仕掛けの現在位置もわかるし、グッドアイデアだった。これで4尾をGETした。みんな20cm前後のアイナメだ。他の釣り人は、みんなイワイソメをエサにしていたが、値段は高いし、アオイソでも大差ないと思う。「大きめのアオイソを食紅で赤く染めれば、イワイソメの出来上がり!」という手法を次回に繰り出そうと思った。

せっかく釣れてきたのに、船の時間もあり、あえなく納竿となった。

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