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相模湾でボート釣りC

 

平成11年3月28日(日)、いよいよ春を迎えてアウトドア・シーズン開幕とばかりに、まずはボートで海へ出てみました。いつも利用している「湘南サニーサイド・マリーナ」(横須賀市)から、ヤマハSRVをレンタルしてのクルーズです。

メンバーは、秀峰、水川くん、青ちゃん、宮さんの4名。今回は、釣りの方は、シロギスがそろそろシーズン・インですが、本格的にはまだ早いので、様子見程度とし、あとは「ミニ船上パーティー」という予定でした。


左が写真係の水川くん、右が船長の秀峰
後ろは「湘南サニーサイド・マリーナ」

釣りのポイント
午前9時マリーナ出航、まずは釣りをするために、佐島漁港沖の小田和湾口へ。約5分。
ここは「ツブ根」という魚影の濃いポイントで、鉄柱が立っているのですぐに見つかる。長井漁港からは手こぎボートでもすぐに来られる。近年、釣り用の固定イカダが置かれ、沢山の釣り客がイカダ上に鎮座して並んでいる。料金を払うと船で乗せてきてくれるのだが、トイレはどうするのだろう。イカダ客はクロダイを狙っているが、近くに水深がある砂地が切れ込んでいるので、我々は早期の深場のシロギスを狙おうという寸法だ。

女子2名の「釣り初体験」ということで、短竿+リール+テンビン仕掛けの「入門セット」を持たせた。問題はエサだ。アオイソメはニョロニョロ系の極めてグロテスクな生物なので、青ちゃんからは悲鳴があがる。もちろん、ハリに付ける作業は男が代行した。ところが宮さんは、「私は大丈夫かもしれない」とか言って、自分でエサ付けししまう。スゴイ奴だと思った。

 

釣果は・・・

ほどなく全員にアタリがある。が、ハオコゼ、チビハゼ、メゴチばかりだ。宮さんが大きめのベラを釣った。本命のシロギスは、水川君が上げた10cmのチビギスだけ。やはりまだ時期が早いらしいので、次の課題の「水中観察」へ移ることにする。

 

水中観察の秘密兵器

荒崎沖の「亀城礁」へ移動。ここは、海岸からだいぶ沖なのだが、水深が2mくらいの浅場がポッカリ浮かぶ場所で、付近は一級の漁場でもある。水がとてもきれいなので、水中を観察する予定だった。そのために、「SeaView」という秘密兵器を買っておいたのだ。これは、漁師さんが海草を採る時に船上から海中を覗き込む「ハコメガネ」のようなものだ。「SeaView」は、空気注入式なので、軽いし持ち運びに困らないスグレモノだ。海外のボート用品通販の「WestMarine」で、20$だった。

 

「ひじき」の猛攻に敗れる

ところが、「亀城礁」は、予想外の事態になっていた。辺り一面、「ひじき」で覆い尽くされているのだ。とても海底は見えない。そして、ボートを「ひじき」の大群中に入れてしまい、スクリューにからみつく恐れがある。念のため、「Cabera's」で買ったオール2本を使って、人力で「ひじき畑」を脱出した。

次はまっすぐに油壺湾へ。ここは波がまったくなく、悪天候時の漁船などの避難場所にも指定されている。前回のボート釣りで見つけた「おんぼろ放置桟橋」に係留し、船上パーティータイムとなる。


油壺湾のおんぼろ桟橋に係留して、船上パーティー。


油壺湾内にて
左は宮さん、右がアオちゃん

ビールを開け、簡易コンロで「おでん」を温める。波もないし付近も静かで、実にのんびりした雰囲気だ。宮さんが作ってきてくれたおにぎりなども平らげる。ここではもっとゆっくりとしたかったが、すぐに帰りの時間になってしまい、マリーナへ向かった。油壺からマリーナまでは、ノンストップで20分で帰れた。15時帰港。


マリーナのオープン・デッキ

今回のクルーズには、「城ヶ島一周&ウミウ観察」というメニューもあったのだが、時間が足りず断念した。最初から油壺湾で船上パーティーだけというプランでも、きっとのんびりできてよかったと思う。

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